ストレス社会を生き抜くための心理学講座(オンライン)
「ストレス=悪いもの」と思われがちですが、実はそうとも限りません。適度なストレスは集中力を高めたり、行動の原動力になったりする“ポジティブな刺激”でもあります。
問題なのは、過剰なストレスや慢性的なストレスが続くこと。これが心身の不調につながる原因となります。
特に就職活動中は、環境の変化や将来への不安、人間関係の悩みなど、ストレスの要因が重なりやすい時期。だからこそ、「ストレスとどう付き合うか」を知ることが、健やかな日常への第一歩になります。
このような背景を踏まえ、本日は、「ストレス社会を生き抜くための心理学講座」を開催いたしました。
講師には、ベリテワークス株式会社 代表取締役の浅賀桃子さんをお迎えし、ストレスとの向き合い方や人間関係の対処法についてご講演いただきました。
【セミナー開催の目的】
現代社会において、ストレスは誰にとっても身近な課題です。特に就職活動においては、環境の変化や人間関係などにより、心身への負荷が高まりやすい傾向にあります。
セミナーでは、以下の2点を中心にお話しいただきました。
・ 「ストレスとは何か」を理解し、自分に合ったセルフケア法を学ぶこと
・最も悩みの多い「人間関係」への具体的な対処法を知ること
【セルフケアの基本:6つの視点】
浅賀講師からは、ストレス対策として実践的なセルフケアの方法についてご紹介いただきました。中でも特に重要とされたのが、以下の6つの観点です。
- 自律神経を整える
- 睡眠の質を高める
- 呼吸法を取り入れる
- 身体を動かすことの習慣化
- 五感への心地よい刺激(香り・音・触感など)
- 好きなこと・楽しめる時間を意識して確保する
シンプルでありながら、継続しやすい方法が多く紹介され、参加者からも好評をいただきました。
【職場での人間関係改善に向けたヒント】
人間関係のストレスを軽減するには、「相手の行動に焦点を当てる」ことが効果的だと浅賀氏は述べられました。感情ではなく、事実ベースで対話をすることで、コミュニケーションの質が向上し、関係性も穏やかに変化します。
【より良いコミュニケーションのための心理学的アプローチ】
セミナー後半では、ラポール(信頼関係)を築くための実践的なコミュニケーション技法について解説がありました。
- 話のテンポやリズムを相手に合わせる
- 相手の話を適度に反復し、理解を示す
- 姿勢やジェスチャーを自然に合わせる
- 言葉遣いを相手に寄せる
- 聞く姿勢を意識し、自己表現に偏らない
- 誠実な言葉で本音を伝える(相手の自己重要感を満たす)
こうした「ちょっとした工夫」が、関係性に大きな影響をもたらすことを実感できる講座内容でした。
【人間関係に悩んだときの“処方せん”】
最後には、人間関係に迷った際に心の負担を軽減するための考え方や、場面ごとの対応策についてもご紹介いただきました。
・問題へどう向き合うかを決める
・感情的にならずにいったん「区切る」
・相談する相手を持つ
ストレス社会を生き抜くには、完璧を目指すよりも「自分に優しくなること」が何よりの力になります。今回の講座が、皆様の心の支えとなるヒントになれば幸いです。
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