われらみな、星の子どもたち
今回の読書は、増山実さんの『われらみな、星の子どもたち』。
物語の舞台は、2024年元日に震度7の地震が襲った能登半島。
大阪で暮らすホテルマン・星場恵介が、入院中の父に故郷の震災を伝えるところから始まります。。
そこから父が語り始めるのは、母との思い出や、能登を離れて波瀾万丈の人生を歩んだ一族の話でした。
読みながら、思い出したのは、3年前に亡くなった父のことでした。
もっと話をしておけばよかった。
もっと話を聞いておけばよかった…とめっちゃ思いました。
今になって、父がどんな人生を歩んできたのか、もっと知りたくなりました。
そして、今、介護施設で元気にしている母のことを考えました。
今後は、昔話を聞く時間を作ろうと…
日々の何気ない会話が、いつか宝物(星)になるかもしれないから…
『われらみな、星の子どもたち』に描かれる“星”とは?
きっと星は、誰かが生きた証なのかもしれません。
それを受け継ぎながら私たちは今を生きていかないと…そんな気づきをくれた作品でした。
0コメント